獅峰龍井(shifeng longjing)2012-03-28

teapot 07  西湖龍井を称することができる産地は、梅家塢、龍井、翁家山、楊梅嶺、九渓、梵村、満覚隴、双峰、茅家埠、頭隠、玉泉、金沙港、南山の13村です。
 その中で一番有名なのは、龍井茶発祥の地、龍井村の獅峰龍井茶です。

 明前茶:清明節(4月5日)以前に摘んだもの。
 雨前茶:清明節後4月20日頃(穀雨)までに摘んだもの。
 雨後茶:穀雨から4月末までに摘んだもの。
 5月:整枝。
 6月末~10月:芽を摘んで捨てる。

2012年西湖龍井
 茶生産量:202.3t
 推定茶園面積:6888.3亩、4592a
 単位面積当たりの生産量:44.05kg/10a



9  西湖龍井地域内の茶農家は合計は9253戸、25000畝。龍井茶産区の僅か2%。

 龍井茶を名乗る茶が各地で生産されるようになり、もともとの産地を保護するため、2001年11月に国家標準によって正式産区が定められました。それは、浙江省の大部分と他省の一部で広大な範囲。

 このため、杭州の伝統的な産区の龍井茶は、広範な「龍井」と区別するため、「西湖龍井」と商標登録をしました。

 近年、その中にあって、龍井村では、西湖龍井とさらに差別化を図るため、“獅峰龍井”を冠した缶や袋を使用するようになってきました。さらに、2014年あたりから、“国茶”あるいは、“龍井村龍井茶”と表示するようになってきました。

 また、西湖区は、西湖龍井茶基地1級または2級保護区として、2004年より杭州市人民政府から保護されています。

●獅峰山
18 19  茶畑は、獅峰山の斜面に広がっています。






●龍井茶の製造
【茶畑】
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 霜よけの寒冷紗を被せるために棚が作ってあります。

【茶摘み】
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 桜が満開になると、茶摘みが始まります。
 5~10時間、朝6時から茶摘み。
 2~3斤/(10時間・人)。
 歩留まり20%。

【新芽】
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 晾曬:茶摘みを終えて、ざるに芽を広げているところ。
 半日くらい乾燥させる。

【製茶】 殺青と乾かしながら揉む行程
11 13  第1工程:殺青と揉み。明前茶は、ほとんど手揉み。雨前・雨後茶では、この機械が活躍する。
 第2・3工程は、釜を使った手揉みで行われる。

12 6  第1工程を終えた茶葉。

 第3工程を終えると、ごみ取りをして、製品の完成。

***
龍井茶こよみ 戸数363 農業人口558 公称784畝
3月 3/7開始(2016)  
  茶摘み開始    
  茶摘み    
4月5日 茶摘み    
  茶摘み    
4月20日 茶摘み 九曲紅梅  
5月 整枝 九曲紅梅  
    九曲紅梅  
      消毒3回
6月     小整枝
     
  芽摘み  
7月  
    ↑消毒
   
8月  
   
   
9月  
   
  桂花龍井
10月 桂花龍井 ↑肥料
   
   
11月 休眠期   ↑肥料
   
   
12月  
   
   
1月    
     
     
2月    
     
    肥料
 梅家塢のある茶楼の店主は、よくわかる人が来たら本当の西湖龍井を出すけれども、そうでない人には、違うものを出す、と。
 数十斤程度の産量では、新茶の時期に押し寄せる人には対応できないので、80~100斤程度の地方の龍井茶を用意すると。年間400斤ぐらいは売るのだそうです。ほとんど富陽だとか。

 また、別の茶楼の主人は、梅家塢の茶楼はオーナーのほとんどが外部の人で、店は請負でやっている。中にはそこで、お茶を作ることはなく、コストの圧力から外地の龍井を仕入れて売っているとのこと。西湖龍井は置いているけれども、その比率は50%ぐらい。
 しかも、そのほとんどは低級品だとのこと。
こうしたところでは、味が近いので富陽や紹興、新昌の龍井は重宝されるのだそうです。
『中国情報 : 浙江龍井が西湖龍井に化ける裏側』arukichi 投稿日時: 2012-03-28